「脱毛したらすぐに毛が抜けるの?」
「いつ頃から毛が減るの?」
脱毛はムダ毛を減らし、ツルスベ肌を手に入れられる魅力的な施術です。しかし脱毛を受けたものの、なかなか毛が抜けず不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、脱毛後に毛が抜けるタイミングや仕組み、毛を抜けやすくする方法などを詳しく解説します。脱毛中の方はもちろん、これから脱毛しようと考えている方もぜひ参考にしてください。
Contents
脱毛後はいつから毛が抜け始める?時期の目安
脱毛後、毛が抜け始めるのは2〜3週間ほど経ってからです。脱毛直後は毛根にダメージを与えた状態で、時間が経つと毛は自然に抜け落ちていきます。脱毛したその日に毛が抜ける、というわけではありません。
日常生活の中で衣服が肌に触れたり、お風呂などで体を洗ったりする際の刺激で、徐々に毛が抜けていきます。無理に毛を引っ張る必要はないため、自然に毛が抜けるのを待ちましょう。
脱毛で毛が抜ける仕組み
毛が抜ける仕組みを知っておくと、「毛が抜けない」と焦る心配がなくなるでしょう。仕組みを知ることで効率的に脱毛できるため、ぜひ参考にしてください。
脱毛には毛周期が関係している
脱毛には、毛が生えてから抜けるまでの一連のサイクルである「毛周期」が大きく関係しています。毛周期は、成長期・退行期・休止期の3つのステージに分かれています。脱毛で照射するレーザーが反応するのは、成長期の毛だけです。
- 成長期:毛が成長する期間
- 退行期:毛が抜ける期間
- 休止期:新しい毛が生えるまで準備を行う期間
全体の毛のうち、成長期にある毛の割合は全体の20%程度と言われています。そのため、1回の脱毛施術ですべての毛を処理することはできません。脱毛の効果を実感するには、毛周期に合わせて繰り返し施術を受ける必要があります。
参考:広尾プライム皮膚科
脱毛機で発毛組織にダメージを与える
脱毛機のレーザーは、毛根にある発毛組織(毛乳頭)にダメージを与えることで、毛が生えなくなるようにします。
エステサロンで使われる脱毛機は、毛乳頭の働きを弱める程度のダメージを与えます。一方で医療レーザーは、レーザーの出力が強いため毛乳頭を破壊することが可能です。
またレーザーはメラニン色素に反応するため、ワキやVラインなどの太い毛ほど毛が抜けやすい傾向にあります。
施術を繰り返すことで毛が薄くなる
脱毛効果を実感するには、施術を複数回受ける必要があります。レーザーが反応する成長期の毛は全体の約20%なので、5回ほどの施術を受けることで毛が減ったと実感できるようになるでしょう。
ただしワキやVIOなど、部位によっては成長期の毛が10%ほどしかない場合があります。従って、毛が太い部位では5回以上の施術が必要になるでしょう。脱毛効果を十分に引き出すには、毛周期に合わせて規則的に施術を繰り返すことが大切です。
脱毛したのに毛が抜けない原因
脱毛してから時間が経つのに、毛が抜けないと不安になる方もいるでしょう。毛が抜けない原因を3つ紹介するので、当てはまるものがないか確認してみましょう。
照射漏れがある
脱毛後に一部の毛が抜けない原因として、照射漏れが挙げられます。脱毛の効果が現れるのは、レーザーがしっかりと照射された部分のみです。
照射漏れは、スタッフの不注意や技術不足によって起こることがあります。特に凹凸のある部位は、照射漏れが発生しやすい傾向にあります。
照射漏れを防ぐには、技術力の高いクリニックやサロンを選ぶことが重要です。照射漏れがあった場合に無料で再照射してくれる保証があるかどうかも、事前に確認しておきましょう。
脱毛機の出力が不足している
脱毛後に毛が抜けない原因として、脱毛機の出力不足が考えられます。出力が低すぎると、毛根にダメージを与えるのに十分なエネルギーが届かず、毛が抜けにくくなってしまうのです。
脱毛の施術では、一人ひとりの肌状態や毛質に合わせて脱毛機の出力を調整します。何回か施術を重ねてもなかなか毛が抜けない場合は、脱毛機の出力が足りていない可能性があります。その場合は遠慮せずに、脱毛機の出力についてスタッフに相談してみましょう。
産毛や細い毛が多い
脱毛機はメラニンに反応するため、産毛や細い毛にはレーザーが反応しにくい傾向にあります。顔や背中などの産毛や細い毛が多い部位は、脱毛効果を実感するまでに時間がかかることが少なくありません。
とはいえ産毛や細い毛でも、何回か施術を重ねることで徐々に毛が減っていきます。脱毛効果に満足するには、継続して施術を受けることが大切です。
脱毛で毛を抜けやすくする方法
脱毛の施術を受けても、肌のコンディションが悪いと毛が抜けにくくなることがあります。本章では毛を抜けやすくする方法を解説するので、早めに脱毛を完了させたい方はぜひチェックしてください。
保湿を徹底する
脱毛の効果を高めるには、日頃から肌の保湿を徹底することが大切です。肌が乾燥していると脱毛機のレーザーが肌の奥まで十分に届きにくくなり、脱毛効果が発揮されにくくなります。
化粧水やクリームなどを使用し、日頃からしっかりとスキンケアを行いましょう。特に脱毛後は肌が乾燥しやすいため、いつも以上に保湿を行うことが大切です。
また保湿を怠ると、脱毛後に肌トラブルが起こりやすくなります。肌がしっかり保湿されていれば肌トラブルのリスクが減り、脱毛効果も得やすくなるため、保湿を習慣づけましょう。
日焼け対策をしっかり行う
脱毛効果を実感しやすくするには、日焼け対策をしっかり行うことが重要です。日焼けして肌が黒くなると、レーザーが毛ではなく肌のメラニン色素に反応してしまい、脱毛効果が下がってしまいます。
また日焼けした肌はダメージを受けているため、脱毛時の火傷のリスクも高くなります。そのため日焼けをしていると、脱毛を断られることがあるので注意が必要です。
脱毛後の肌はデリケートな状態にあるため、日焼け止めクリームを塗る、日傘や帽子を使うなど、紫外線対策を怠らないようにしましょう。紫外線を浴びてしまうと、肌トラブルを招く恐れがあります。脱毛の施術前はもちろん、施術後も日焼けには十分注意しましょう。
電気シェーバーで自己処理する
自己処理する際は電気シェーバーを使い、肌への負担を少なくすることも大切です。毛抜きやワックスなどで毛を抜くのは避けましょう。脱毛機のレーザーはメラニン色素に反応するため、毛を抜いてしまうと毛根にダメージを与えられなくなり、脱毛効果が得られなくなります。
また毛抜きやワックスは肌への負担が大きく、毛穴の炎症や埋没毛、赤みなどの肌トラブルにもつながります。せっかく脱毛で肌をきれいにしても、自己処理で肌を痛めてしまっては本末転倒です。
一方で、電気シェーバーなら肌への負担を軽減して自己処理できます。気になる部位の毛を処理したいときは、肌を傷付けないように注意しましょう。
毛周期に合わせて脱毛する
毛周期に合わせて施術を受けることで、効率よく脱毛できます。部位によって毛周期の長さが異なりますが、顔や背中など毛が薄い部位は1~2ヶ月に1回、ワキやVIOなど毛が太い部位は2~3ヶ月に1回のペースで通うとよいでしょう。
ただしクリニックやサロンによって、推奨する施術間隔が異なる場合があります。十分に脱毛効果を実感するためにも、事前に確認しておくことをおすすめします。毛周期に合わせて計画的に通うことで、効果的に脱毛できるでしょう。
まとめ|脱毛で毛が抜けるタイミングを知り、毛周期に合わせて施術を受けよう
本記事では、脱毛後に毛が抜けるタイミングや仕組み、毛が抜けない原因、毛を抜けやすくする方法などについて解説しました。
脱毛後、毛が抜け始めるまでには2〜3週間ほどかかります。レーザーが反応するのは成長期の毛だけなので、毛周期に合わせて計画的に脱毛することが大切です。
また脱毛効果を十分に引き出すには、保湿をしっかり行い、日焼け対策を怠らないことが重要です。自己処理の際は、肌への負担が少ない電気シェーバーを使うとよいでしょう。
脱毛は一朝一夕では完了しませんが、毛周期を理解することで効率的に脱毛できます。コツコツと通い、ツルスベ肌を目指しましょう。