「理想を詰め込んだ家に住みたい」
「オリジナリティのある住宅に憧れがある」
一般的な一戸建てでは満足できない方には、おしゃれな雰囲気と独自のデザインが特徴的なデザイナーズハウスがおすすめです。ライフスタイルを設備やデザインに反映できるため、家族と過ごす時間が快適になります。
本記事では、デザイナーズハウスの特徴、メリット・デメリットを詳しく解説します。家族と安らかに過ごせる魅力的な家を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
一戸建てデザイナーズハウスの特徴
デザイナーズハウスとは、設計事務所や建築家がデザインに工夫を凝らして魅力的に仕上げた住まいのことです。一般的な住宅とは一線を画す内装・外装で、独特でおしゃれな雰囲気があります。
自由度が高く、住人の価値観やライフスタイルを間取りに反映できるのが大きな特徴です。特殊な土地で一戸建ての建設が難しい場合でも、デザイナーズハウスなら土地の条件を活かして建造できます。
一戸建てデザイナーズハウスのメリット
一戸建てデザイナーズハウスのメリットは、以下の4つです。
一般的な住宅と比べてどのような特徴があるのか、ぜひ確認してください。
いびつな土地にも対応できる
デザイナーズハウスのメリットは、細長い土地や三角形の土地、傾斜地などのいびつな土地(変形地)にも対応できることです。一般的な工務店は家を建てるための規定により変形地に対応できないことがありますが、デザイナーズハウスなら土地の特殊性を活かした設計が可能です。
建築家は、どうすれば「機能性の高い住宅にできるか」「住みやすくなるか」など、さまざまな工夫を凝らして設計します。変形地で一戸建てを建てる際は、デザイナーズハウスを検討するとよいでしょう。
オリジナリティあふれる家づくりができる
建築資材・設備・間取りなど、家づくりに関係するさまざまな要素にこだわって設計できるため、オリジナリティあふれる住宅に仕上げられます。たとえば、以下のような雰囲気の一戸建てに仕上げることが可能です。
【雰囲気】
- 木のぬくもりを感じるナチュラルスタイル
- やわらかな印象の北欧スタイル
- 日本風デザインの和モダンスタイル
- コンクリート壁でスタイリッシュさがあるインダストリアルスタイル
- あたたかみと重厚感を兼ね備えたカントリースタイル
また、以下のような機能を持たせて生活に彩りを加えることもできます。
【機能】
- 外の景色を楽しめるインナーバルコニー
- ホームパーティーやバーベキューができる中庭
- 趣味のグッズを収納できる部屋
予算を調整できる
デザイナーズハウスは料金が規格として定められていないため、予算を調整できます。たとえば、住宅の機能として不要だと感じる部分を削ったり、素材を安いものに変えたりできます。
建築家に相談するとさまざまな代替案を出してくれるため、コストが大きくふくれ上がるのを防げるでしょう。
建築家が建設現場をチェックしてくれる
建築家は建設現場に足を運び、設計通りに進んでいるか定期的にチェックしてくれます。
依頼主が希望する資材を使用しているか、壁の色は想像通りになっているかなど、細かいところまでくまなく確認するのも建築家の役割です。定期的にチェックすることで欠陥をなくし、完成後に「イメージと違う」という事態を防ぎます。
一戸建てデザイナーズハウスのデメリット
一戸建てデザイナーズハウスのデメリットは、以下の3つです。
納得した上でデザイナーズハウスを建てるために、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
デザインに凝りすぎると不便になる
デザイナーズハウスは意匠性に優れた住まいを実現できますが、デザインに凝りすぎて不便さを感じることもあります。実用性が低い住宅はストレスにつながるため、デザインだけに意識を向けるのは危険です。
トータルで満足のいく家にするには、十分な収納の確保や掃除のしやすさなど、機能美にも注目した住宅づくりが重要です。デザイン性と実用性のバランスを考慮して、建築家に希望を伝えるようにしましょう。
デザイナーと意見がぶつかることがある
デザイナーの得意なテイストと依頼主の希望が合わず、意見のすり合わせが難しいことがあります。お互いに納得できず設計段階で頓挫し、建設作業まで進まないケースもまれに起こります。
スムーズに物事を運ぶには、相性のよいデザイナー・建築家に依頼することが大切です。事務所のホームページに実績や施工事例を載せていることが多いため、事前に確認してから依頼するようにしましょう。
打ち合わせに時間がかかる
デザイナーズハウスは規定がなく自由度が高い反面、打ち合わせには時間がかかります。間取り・資材・設備を一つずつ決めていき、すべてに納得するまで相談を重ねるためです。
場合によっては、設計の打ち合わせだけで半年~1年かかることもあります。住宅は大きな買い物なので、時間をかけて納得した上で建設に進むことが大切です。
一戸建てデザイナーズハウスの依頼先を選ぶポイント
一戸建てデザイナーズハウスの依頼先を選ぶポイントには、以下の2つがあります。
家は大きな買い物となるため、信頼できる依頼先かどうかしっかり確認しておきましょう。
相談しやすい会社か
一戸建てデザイナーズハウスの依頼先を選ぶ際は、相談しやすいかチェックするのがおすすめです。何度も話し合いを重ねて設計を固めていくため、「意図を汲み取ってくれるか」「要望を実現しようとしてくれるか」は重要なポイントになります。
依頼後に後悔しないためには、複数社に相談して対応力などを比較するとよいでしょう。また見積りを依頼し、価格が妥当か確認するのもおすすめです。
アフターフォローが充実しているか
住宅は住んでいるうちにトラブルが発生することもあるため、アフターフォローが充実した会社に依頼するのがおすすめです。特に地元密着型の場合は、気になることがあったときに相談しやすく、迅速に対応してくれます。
一戸建てデザイナーズハウスを建てるときの手順
一戸建てデザイナーズハウスを建てるときの手順は、以下の通りです。
手順 | 概要 |
①依頼先を決める | 気になる設計事務所や建築家を複数ピックアップし、価格やサービス内容を比較して検討する |
②土地を決める | 法律上、建築に制限がある土地もあるため、希望通りに建てられる場所かしっかり確認する |
③建築家との打ち合わせ | 設備や資材など、ゆずれないポイントや叶えたい要望を詳細に伝える |
④施工 | 打ち合わせ内容がまとまり設計が完了すると、施行を開始 |
家を建てることを決めてから建築が完了するまでの期間は、土地の広さやデザインによっても異なりますが、14~15か月ほどが目安となります。
一戸建てデザイナーズハウスを建てて家族を笑顔にしよう
デザイナーズハウスは自由度が高く、価値観やライフスタイルをデザインに反映できる住宅です。特殊な土地でも建造でき、唯一無二の住まいに仕上げられます。家族と過ごす時間を快適なものにしたい方は、ぜひデザイナーズハウスを検討してみてください。
一戸建てデザイナーズハウスを依頼するなら、相談しやすくアフターフォローが充実している設計事務所・建築家を選ぶのが重要です。複数社を検討し、長期間付き合っていける相手かどうか見極めて家づくりをはじめましょう。